2014/10/22

花 〜すべての人の心に花を〜 宮古島探訪⑥ 六日目

♪喜納昌吉&チャンプルーズ『花〜すべての人の心に花を〜』



録音:2010年、2014年
編集:2014年
機材:iMac GarageBand, Logic Pro 9
楽器:Greco Bass Guitar
MORRIS W-20

もう、特段書くこともありません。
気づけば随分と駄文長文を書いたような気がします。
六日目は、五連泊しているホテルで朝食食べて、すぐに空港へ向かいました。
予約が取れていた便は十六時頃だったのですが、さすがに一日空いているので、空席待ちもあるだろうとの算段で、すぐに空港に向かったのです。
予想通り、空港に到着するとカウンタもガラスキーでした。
すぐにお姉さんを捕まえて、空席待ちをしたいと申し出ました。
整理券を見せると、番号が若いので多分乗れるだろうとのこと。
そうか。乗ったら宮古島とはおさらば。
早く乗りたいような、乗りたくないような複雑な気分。
空席待ちのアナウンスが流れ、再度カウンタに行くと、乗れますよ〜ご案内します、とお姉さん。
そうか。
綺麗な景色、美味しい料理、新郎新婦とその親族の方々、ホテルの従業員の方々、塩屋の犬ちゃん、ありがとうございました。
さようなら宮古島。
またいつか必ず来ます。

終わり


今回アップした『花』は2010年にGarageBandで録音したもので、それをLogicで編集し直しました。
昔のミックスを見ると、それはもうひどい有様で、直すのにも一苦労です。
一から全部やり直し……。
録音の手間はありませんが、編集のし直しっていうのもこれ、結構時間を要する作業です。
それから間奏をストリングスからシタールとアジアン弦楽器に変更しました。
ストリングスがどうもしっくりこなかったので。
サビにシェイカーとタンバリンを追加してあります。
2011年にアップした時の動画は、沖縄本島の映像を使いました。
今回は、宮古島。
与那覇前浜、東平安名崎、来間島で見つけたヤドカリ、東平安名崎、東京到着直前の飛行機からの眺め、最後はまた与那覇前浜という順番です。
今見直しても、綺麗です。
また行きたいです。

花 〜すべての人の心に花を〜 宮古島探訪⑤ 五日目

♪喜納昌吉&チャンプルーズ『花〜すべての人の心に花を〜』



録音:2010年、2014年
編集:2014年
機材:iMac GarageBand, Logic Pro 9
楽器:Greco Bass Guitar
MORRIS W-20


あんまり飛行機に乗った経験のない僕は、欠航なんていう経験は初めてで、戸惑いましたが、開き直ってしまえばなんてこたあない。
遊べる時間が増えただけの話です。
と言いたいところですが、朝起きて気づいたことがありました。
下着がもうないw
服もないw
ホテルの清潔なパジャマで出かけるわけにもいかない。
とりあえずホテルの朝食を食べて、部屋のあるフロアを徘徊していると、ランドリーがありました。
それはそうですよねw
使ったことがなかったので存在に気づいていませんでした。
早速下着やら服やらどっさりもってきて、ランドリーにぶちこんで、洗濯開始。
ちゃんと乾燥機もあります。
こりゃこのままここに住めるなぁなんて妄想しながら、部屋で洗濯が終わるのを待ちました。
一時間くらいで乾燥まで終わりました。

さあさあ、出かけましょう。
天気ですか?^^
晴れてますよ^^
台風一過でございます。
急遽手配したレンタカー屋さんがホテルまでお迎えに来てくれました。
ドライバのあんちゃんが話すのが好きなようで、宮古島の人は二十度を下回ると寒いと感じる、冬にはちゃんと鍋も食べる等島民の生活について教えてくれました。
”ちゃんと”鍋を食べるっていうのに笑いましたw
まるで義務感から鍋を食べているみたいです。

また事務的な説明を受けて、れっつご〜。
まずは、前日強風であまりいられなかった日本一のビーチ、与那覇前浜へ〜!
白い砂、エメラルドグリーンの海に加えて今日は青い空!
やっぱりね、晴れていると一段と綺麗なんですよ海が!


これですよ僕が見たかったのは。
何もかも忘れちゃいそうな美しい情景。
楽園ですよこれ。
なんだか欠航に感謝したくなりますw


さあさあどんどん行きましょうw
次は来間島にいきますよぉ!
お腹空いたのでこの島でご飯食べます!
橋の景色はこんな感じです^^

見よ、この絶景。
来間島もたくさん絶景ポイントがあります。
この島はほんとに小さく、畑と集落しかありません。
車のスピードを出してはいけません。
ゆったりゆったり、走りましょう。
島の周り全部が絶景です。


いかがですか。
iPhoneでの撮影なのが悔やまれます。
ちゃんとしたカメラ欲しくなりましたw
景色を見たらご飯ご飯♪



またまたシャレオツ空間w
『島茶家ヤッカヤッカ』
いいですよね〜^^
暖かくて、サンダルでぷらっとこんな店に来て、トロピカルジュースとか飲んだりして^^
ここれはカレーを食べました!

ココナッツミルクが入っていてマイルドなカレーです〜おいしいぃ〜〜!
野菜スティックは人参とゴーヤ^^
ごちそうさまでした〜!
外に出たらハンモックを発見したので、これはやるしかありませんw

ああ〜このまま寝てしまいたい〜〜zzz
のんびりしているほんとに時間忘れて一日が終わりそうなので、体に鞭打って出発します。
次は、東平安名崎に行きます!
ここは二日目に強風のため車停めただけで、景色を見られずにいた場所です。
リベンジ!
駐車場から岬の方へ五〜六分歩くと海が見えてきます。
後輩の言う通り、水平線がずうううっと見えます。
この景色はすごい!
驚いた!





もしかしたら写真だとあんまり伝わらないかなぁ、、水平線がすこし弧を描いているのが分かりますでしょうか。
地球って丸いんですよw
いつまでも見ていられそうな景色ですが、急遽借りたレンタカーは夕方六時までに返さなければなりません。
東平安名崎で景色を堪能していたら四時を過ぎていました。
ガソリン入れたりなんやかんや考えたら、もうレンタカー屋に向かわなければなりません。
これぞほんとに見納めです。
満足しました!!

レンタカーを返して、今度は夕飯です。
初日に行こうとして、ちょうどお休みだったために行けなかったあのお店に電話してみました。
そしたらやってると、さらに席空いてますよ、と!
ああ、ありがとうございます。
そのお店は『郷屋 -はなれ-』というお店で、本家は三線ライブをやってる賑やかなお店らしいのですが、僕はすでに三線も踊りも堪能していたので、落ち着いた雰囲気であるというこの「-はなれ-」に行ったのです。
ここのお料理がね、また美味しいんですよー!
沖縄風和食、とでもいいましょうか。
島魚の刺身盛り合わせ、島野菜とアグー豚、島らっきょの塩漬け、アグー豚の塩麹漬け焼き、もずくと小エビの天ぷらを食べました!
全部おいしい〜〜もうやだーー!!!





しかも値段高くないし。
お酒も美味しいし言うことありません。
今日こそ本当に宮古島最後の夜です。
も少し飲んでおこうw
初日に行った『Pisara』。ここのメニューで、気になりながらも、満腹のため食べられなかったものがありました。
宮古そばのジェノベーゼ。
僕、バジルが好きなんですよ、なぜか。
パクチーは嫌いですがw
Pisaraもお酒美味しいし、もう一度行っておこう!
五日間も宮古島をぶらぶらしているので、すっかり土地勘もついた僕は、てくてく歩いてPisaraに向かいました。
この日も、貸切状態でゆっくりお酒を楽しむことができました。
これが念願の宮古そばのジェノベーゼ(食べかけw)

ちょっと太めの宮古そばの麺と、バジルの風味が絶妙です^^
ちらばったナッツも歯応えがアクセントになって良い感じです^^
あーもう食べられないし、だいぶ酔っぱらった。
ということでホテルに帰ります。
このホテルもこの日で五泊目になります。
フロントの人の顔もほとんど覚えましたw
そうそう、欠航が発覚してからへとへとでホテルに戻ったら、「大変でしたね〜。お疲れ様でした」ってフロントのお兄さんが声かけてくれて嬉しかったです^^

ついに、明日は東京に帰ります
今度こそ、東京に帰ります。
天気も穏やかなので、もう欠航ということは無いでしょう。
もっと滞在したいなぁ、宮古島に家買ったらいくらなのかなぁとか、仕事はどんなのがあるのかなぁとか、妄想していたらいつの間にか眠っていました。

続く

花 〜すべての人の心に花を〜 宮古島探訪④ 四日目

♪喜納昌吉&チャンプルーズ『花〜すべての人の心に花を〜』



録音:2010年、2014年
編集:2014年
機材:iMac GarageBand, Logic Pro 9
楽器:Greco Bass Guitar
MORRIS W-20

ああ、どうやら前夜は飲みすぎたようです。
朝起きてもぼけーー。
シャワー浴びて、カーテンオープン。
ああ、どうやら台風のピークは越えたようです。
曇天でしたが、雨は止んでいました。
暫くぼけぼけしながら、那覇にいる友人に前日の結婚式の写真を送信。

四日目のこの日、僕は飛行機に乗って東京に帰ります。
明日は仕事かぁ……。
もっと島時間を過ごしいなぁ、なんて思いながら、出発の時間まで島を回りました。
この日も朝食無しにしていたので、ブランチを食べに車を走らせます。
宮古島には、いたるところに島の案内が載っている冊子が置いてあって、その中で紹介されていたハンバーガー店に行こうと思いました。
『ダグズ・バーガー』
オーナーがアメリカ人らしいです。


チーズバーガーとホットコーヒーを注文🎶


またもや、美味しいw
あの中国産のチキンの事件以来、僕はマクドナルド不買運動を実施しているので、最近ハンバーガーなんて全然食べてませんでした。
ぎゅぅっとつぶすと肉汁が溢れだします。
顎が外れる手前まで口を大きく開けてがぶりと食べるとね、もうたまりませんよ。
付け合わせのオニオンリングも甘くてウマァ^^
ハンバーガー一個で満腹!ごちそうさまでした^^

お腹がいっぱいになったところで、まだ行っていなかった島の西側にいってみましょう。
前日行った東急リゾートがある方面です。
東急リゾートの奥には、日本で一番綺麗とされる与那覇前浜ビーチがあるのです。
そこをちらっと見て、来間(くりま)島というこれまた橋が渡っていて車で行ける離島にいって、それから空港に向かおうと計画していました。

与那覇前浜ビーチに着くとやっぱり水がめちゃめちゃ綺麗!!!!!
これが、七キロも続いてるんですよ。
信じられますか?
台風のピークを越え、少し晴れ間も出ています^^
それでも風が強く、長居できず仕舞い。


奥に見える橋は、来間島に通じる橋です。
あれを渡ると来間島という小さな島に行けるのです。
次はあの島に向かいます。
来間島ではまたCafeに入りました。
『楽園の果実』でパパイヤパフェ!
僕のブログの甘いものが登場するのは珍しいことです。

パパイヤってまともに食べたの初めてでしたが、さっぱりした甘さで美味しいですね〜!

Cafeの近くに高台があったので登ってみました。
見渡す限り海、海、海!
すかさずあまり使ったことのないiPhoneのパノラマ機能を使ってみました!

この海、飛び込みたい衝動に駆られるw

天気には恵まれませんでしたが、これが宮古島の海の見納めのようです。
あとは飛行機に乗って、東京に戻るだけです。
次はもっと天気の良い時に、水着持って、ビーチでごろごろするのもいいなぁ。
何もせず、ただ海眺めたり、美味しいもの食べたり、島の人と触れ合ったり、いっつも東京であくせく働いているんだからそのくらい許されるでしょうw
来間島でこんな言葉を目にしましたよ。
「暇を楽しむ」
何かをしようといそいそするなと。
何もしないこと、それ自体を楽しめと、そう書いてありました。
いいなそれ〜。

空港の売店でお土産買って、ふと運行情報の液晶ディスプレイが目に入りました。
僕が見たタイミングはちょうど英語で表示されていたのですが、英文学科を卒業している僕には、すぐさま意味がわかりました。
僕が乗るはずの便の横にこう書いてあったのです。

「Cancelled」
!!!!!!!!!!!!
これは、欠航!欠航!コケコッコー!
なにーーーーーーー!!!
帰れない!!!
明日仕事なんですけどーー!!!!
焦って、カウンタに向かうと、長蛇の列!
空港着いた時に、なあんか人が並んでるなぁ、なんて思いましたが、それを横目にお土産買ってる場合じゃなかったようです!
欠航になった便に乗るはずだった人たちが振替の便に乗るために並んでいるのですぅぅぅう!
僕も最後尾に並びました。
ここからが長いのなんのって、、、カウンタの女性と話ができるまでに一時間半かかりましたよ。
距離にしたらわずか五メートルくらいだったのですが。
並んで一時間くらい経った頃には僕も覚悟を決め、会社に連絡しました。
明日行けません、と。
帰れなくなりました、と。
欠航の判断基準とか、僕にはわかるはずもありませんが、この日はだいぶ風も落ち着いてきていたし、お昼くらいまでは飛行機が運行すると情報が出ていたいので安心していました。
あーあ。
でもしょうがないです。
僕の意志じゃないんですから。
会社に連絡後、つぎは寝床の確保です。
三泊お世話になっていたホテルに電話し、欠航になったので、追加で泊まれるか聞いてみると、部屋は空いているとのこと。
よかった。野宿は勘弁ですw
ようやっと空港のカウンタに到着するとさらに衝撃の事実。
「今確実に予約できる便は、明後日になります」
「ええ! 明日なんとか乗れませんか?汗」と僕は震声。
「朝から空港に来て頂いて、空席待ちをして頂くしか……」
「そうですか……。わかりました」
僕はこういう時ごねません。
ごねたって意味がありませんから。時間の無駄です。

いろいろ考えました。
明日は空席待ちで乗れれば帰れる。
乗れなければ帰れない。
空席待ちといったって、今ここにいる大勢の人たちが同じく空席待ちをするのだろう。
空港でぐだぐだ待って、結局乗れないなんてなったら本当に時間の無駄だ。
どうしたものか。
ちょっと待てよ。今日はちょっと晴れ始めてたなぁ。
てことは明日は台風一過でもっと晴れるんじゃないか?
あ、ニヤリ。
明後日帰る予定にして明日また晴れた宮古島を一周してやろうか!
宮古島は一日で一周できるということを事前準備の賜物で僕は知っています。
あああーーもう決めた!
明日帰らない!
ぐだぐだ空港で待つくらいならもう一日遊んで、明後日予約した便で帰る!
決めた!
溜まりまくっている有休を使うチャンスじゃないか!
よっしゃ〜ホテルに帰ろう〜!
同僚の迷惑も顧みず急にウキウキ気分www
ホテル近くのファミレス的なお店で、またソーキそば食べて、スーパーで発泡酒買って、部屋で飲んで爆睡!
はっはっはぁ〜!


続く

花 〜すべての人の心に花を〜 宮古島探訪③ 三日目

♪喜納昌吉&チャンプルーズ『花〜すべての人の心に花を〜』



録音:2010年、2014年
編集:2014年
機材:iMac GarageBand, Logic Pro 9
楽器:Greco Bass Guitar
MORRIS W-20

ついに恐れていたことが現実となりました。
友人の結婚式当日である宮古島の三日目、雨が降りました。
空は灰色、しとしとぴっちゃんという雨ではなく、時折ざーーっと強く降ります。
間違いなく台風です。
風もますます強い。
運転しているとたまに風にあおられるような感覚がありました。
前夜の僕の祈りは全くの無意味だったわけです。

僕には、雨を止める力はありません。
予定通りに行動するまでです。
この日のお昼は、勧められていた宮古そばを食べる予定でした。
雨の中車に乗り込み、カーナビをセットすると、「到着予想時間、五分」と女性の機械的な声が聞こえました。
近いな!
発進して三分くらい走るともう到着しました。
『古謝そば』です。
ここもおしゃれな雰囲気でした。

どうです。そば屋とは思えないでしょう。
しかも天井が高く、開放感があります。


古くささを感じさせず、下品な新しさもなく、とても落ち着いた雰囲気です。
センスが良いですね。
注文したのは、定食!


宮古そば、ジューシー(炊き込み御飯)、人参と卵炒めたやつ(シリシリって言うのかな?)、もずく、漬物。これに飲み物がつきます。
かなりのボリュームw
そしてうまい!
全体的にさっぱり味付けで、三十路越えの僕には嬉しいです^^
あんまり濃い味だと胸焼けしますからね!!w
この日は、ホテルの朝食頼んでなかったので、ブランチでこの定食でした。
大満足、大満腹で店を出て、ホテルに戻ります。
結婚式に向かう準備をしなければなりません。

式のドレスコードは、かりゆしでした。
新郎新婦からの招待状に、全員かりゆしを着るのだから、かりゆしでくるように、との通達があったのです。
大嫌いなあのスーツを折り畳んで収納する謎のバッグみたいのを持っていかなくて済むぜ〜と嬉しく思ったものです。
この新郎とは中学生時代からの付き合いで、高校から大学にかけて、一緒にバンドをやっていた仲間でもあります。
彼は、ミーハーな気持ちで宮古島で式を挙げたい、ということではなく、お母様が宮古島の生まれで、そのまたお母様(新郎のお祖母様)が現在も宮古島に住んでおり、是非とも晴れ姿を見せたいということで、宮古島での式となったのです。

かりゆしというドレスコードを聞いても、僕は動じませんでした。
数年前に那覇に遊びに行った時に、調子こいて買ったかりゆしがあるのです。
東京に戻ってきてからは、それを着る機会が皆無でして、少々もてあましていたところでもあったのです。
チノパン履いて、かりゆし着て、準備が整いました。
予定では友人たちと一緒にタクシーに乗り、式の会場である東急リゾートに向かうはずでしたが、僕は一人で向かいます。
友人二人は那覇で立ち往生しております。
一人で行くしかありません。
強風吹く中、タクシーに揺られて、二十分ほどで会場である東急リゾートに到着しました。
広大な敷地に大きな建物が建っていて、それがホテルです。
かりゆしを着たホテルマンを横目に、僕はフロントに向かいました。
ここが集合場所のはずです。
しばらくぼけっとしていると、係りの人(この人もかりゆし。もうみんなかりゆし)の案内で会場に向かいます。
会場に到着するも、知っている人がいないw
当然ですw
会場は小ぢんまりとしていて、親族プラス親しい友人のみで執り行われるのです。
係員の案内で適当に着席しました。
眼前には、強風に揺られるヤシの木、灰色の雲、雨粒。
そんな景色を見ていると、隣の席に男性が着席しました。
形式的な挨拶を交わしました。
新郎の叔父様のようです。
一人でいる僕に気を使って頂いたのか、飛行機は大丈夫だったか、いつ来たのか、宮古島は初めてか、等々いろいろと話しかけて下さいました。
この叔父様は新郎のお母様の妹さんの旦那さん、だそうで、宮古島出身、北海道で働いた時期もあったが、今は宮古島で働いてる、と僕はかなり叔父さんの生い立ちに詳しくなったのでした。
式が滞りなく完了して、後ほど始まる食事会まで一時間ほどありました。
例の叔父さんが、親族の控え室で一緒にゆっくりするさぁ、と誘ってくれたので、その部屋でテレビを見ながら時間を潰しました。
叔父さんはしきりに話しかけてくれて、仕事の話や宮古島の話等聞かせてくれました。
なんだか、だんだん昔から知っている人のような気がしてきて、叔父さんにいくつに見えるかと問われ、僕は見事的中させることさえ出来たのですw

叔父さんは食事会の司会を担当するらしく、みんなより一足先に食事会場向かいました。
僕はその十分後くらいに向かいました。
席につくとテーブルにはオリオンビールの瓶がずらぁあああっと並んでいます。
新郎は僕の席の後ろにおり(前述の通り小ぢんまりしていて、出席者全員の顔がすぐに見えるくらいの広さなのです)、人見知りの僕は、馴染みの友達が近くにいることに少なからず勇気を与えられました。
隣には、新郎のお母さんが座っていて、学生時代の話などに花が咲きました。
しばらく美味しいお料理とオリオンビールで歓談していると、会場の前方に三線もったおっさんが二人、民族衣装を着たおばさんが一人出てきました。
急に演奏が始まりました。
これが沖縄スタイルなのでしょうか。
それは、もう、三線弾きながら歌う、踊る!!
昔の沖縄民謡を聴いて懐かしいようで、新郎のお祖母様も一緒に歌っていました^^
と、単なる傍観者として見ていた僕に、新郎が、
「ゆうじも踊ってこいよw」
「は?」
気づけば、新郎のお母さんも例の叔父さんもあっちに座っていたはずの叔母さんも前に出て踊っているではありませんか!w
これこそが沖縄スタイルなのか!
ビール飲んでほろ酔いの僕は、ここで、いや俺はいいよ、なんて言いません。
見よう見まねで踊りましたよw
ほんとにわからないので、とりあえず両手挙げて阿波踊りみたいな、よくわからない踊りをしましたw
そんなこんなでいつの間にか親族の方々とのお話も盛り上がり、ウェディングケーキを食べてお開きとなりました。
アルコールの力は偉大であります。
また、宮古島の方々の、人を巻き込む能力は、特筆すべきものがありますw

新郎新婦にまた東京で会いましょう、と挨拶して外に出ました。
タクシー乗り場で、いろいろと気を使って頂いた叔父さんにもご挨拶。
名刺を頂き、ゆうじ〜次宮古島に来る時は連絡するといいさぁ、来年一月末には伊良部島に橋が渡るからその頃また来るといいさぁ、と固く握手を交わしました。
島の人情、素晴らしきかな。

さあ、明日は東京に帰ります。
晴れわたった空の下で海を見たかったな……という気持ちを抱きながら、強風の中帰路につき、ホテルに到着し、ベッドの中に吸い込まれていきました。

続く

花 〜すべての人の心に花を〜 宮古島探訪② 二日目

♪喜納昌吉&チャンプルーズ『花〜すべての人の心に花を〜』



録音:2010年、2014年
編集:2014年
機材:iMac GarageBand, Logic Pro 9
楽器:Greco Bass Guitar
MORRIS W-20


宮古島に上陸した僕は、一日目、美味しい食べ物とお酒に、ちょーどいー具合に酔わされて、シャワー浴びてぐっすりと眠りました。
翌朝、セットしておいた目覚ましの時間より少し前に目が覚めて、カーテンをシャア!っと開けると、曇天……。
あぁ、あれでしょ、台風でしょ、知ってる知ってる。
幸い雨は降っていない。
友人の結婚式は、三日目です。
二日目である今日は、レンタカーで宮古島を一周しようという計画です。
宮古島は車を使えば、一日で一周できるほどの広さであるということは、後輩への事前聴取で僕はすでに知っているのです。
今日は綺麗な海でも眺めたい。
そう思って、ホテルの駐車場へ向かおうと外へ出ると、びゅおおおおお!
風つぇーーー!
こりゃ、海大荒れか?
常々、台風の時に釣りしてて波に飲まれたとか、たんぼが気になって行ってみたら物が飛んできたとか、そういったニュースを耳にして恐れおののいている僕ですから、多少外出を躊躇しました。
しかし、雨は降っていない。
風は強いが、ふいに物が飛んでくるとか、それほどの強風ではない。
台風の進路を確認すると、那覇直撃であり、宮古島はその余波が来ているだけだと、僕は判断しました。
ちなみに気象予報士の資格は持っておりません。
那覇と宮古島はかなりの距離があるのです。
出発しましょう。

カーナビをセットして、まずは砂山ビーチにGO!!
ここは結構有名で、宮古島について調べると必ず写真が載っています。
駐車場に車停めて、坂道を登り、ビーチの方へ歩いていくと、白い砂がまばらに落ちていて、それがだんだん密度を増してゆきます。
ビーチに着々と近づいているようです。
坂道の頂点に達すると眼下にそのビーチが見えました。
きれーーーーー!!!!
曇ってるのにきれーーーーー!!
海の青さは空の反射じゃないのか?
空白いのに、海はエメラルドグリーンなんですけど、どういうことでしょうか。

しかし海面は波打っております。台風の影響ですね。
強風のためさすがに砂浜でくつろぐことはできず、早めの退散。
次は、島の北部にある雪塩製塩所へ向かいました。
同僚にちんすこうを買ってくるよう頼まれていたのです。
車に乗っているとほとんど風も気になりません。
曇っていてもなんだか眩しく、これは焼けるぞ、と思いました。
製塩所では、ちんすこうはもちろん買ったのですが、ここで飼われている犬がもうきゃわいくて、なでなでしてきました。
僕のレンタカーのタイヤの横でゴロゴロするわんぱくな犬^^;

静かに佇む犬^^;
この二匹、性格が正反対でウケましたw

佇む犬にはまったく相手にされず^^;、わんぱくな犬と鬼ごっこなどして遊んでいましたが、このままでは日が暮れると思い、とても名残惜しい思いをしながら、犬たちといつの日か必ず再会することを誓い合い、車に乗り込みました。
島の北部をさらに進むと、海を越えて池間島という離島があります。
この島は池間大橋という橋が渡っていて、車でも渡れるのです。
この橋の上の景色が絶景だということです。
これは渡るしかあるまい。
渡った先には、池間食堂という店があり、島でとれた魚料理を供するとのことです。
お昼はそこで食べようと、以前から決めておりました。
橋が近づき、わき見運転。
左右海!前後橋!上空雲!
とりあえず左右が綺麗!!!
後ろに車が来ていないことを確認して橋の上で停車。
東京だったらクラクション鳴らされますが、ここは宮古。
そんな喧騒ありませぬ。
波と風の音しか聞こえません。
で、写真ぱしゃり。運転席からは大した写真撮れずw

でもこの色。すごいなぁ。
1,435mの池間大橋を、きょろきょろしながらのろのろ渡り、池間島につきました。
すぐに港町のような風景になり、その中に池間食堂を発見。
中に入るとなかなかの混雑具合です。
席についてまず出される飲み物は、沖縄でお馴染みのさんぴん茶(ジャスミン茶ですね〜)。
魚の煮付け定食を注文ぬ。

甘く煮付けられたこの謎の赤い魚。美味しいのです。
なんの魚だか聞けばよかったな。
島の食材は東京では馴染みのないものが結構あって、魚の手前にある緑色の物体も謎です。
かつを出汁でつけられていて、しゃきしゃきして美味しかったのですが、名称不明w
全部ぺろりと平らげて、今度は島を南下します。
島の南東端に位置する東平安名崎(ヒガシヘンナザキ)に向かいます!
ここは絶対に行くようにと後輩に釘を刺されていたのです。
ものすごい水平線が見られると。
地球が丸いのが分かるんだそうです。
途中に、あんなに恋い焦がれたニモがいる新城もあるので寄りたかったのですが、海に入れないと判断して飛ばしました> <……。
島の北端から南東端へ車走らせましたが、数時間かかるということもなく、1時間ちょいかなぁ。
とにかく島は小さく、どこにいくにも運転でへとへとになることはありません。

宮古島に到着してから、ずっと無視していた風の件ですが、時間が経つにつれてだんだん強くなってきていて、ついに無視出来なくなりましたwwww
台風きてるぅうー!
東平安名崎に到着した頃にはかなりの風でした。
車から降りるとそれはもうびゅーびゅー吹いて、ハードコンタクトレンズを装用している僕は、目にゴミが入って涙ボロボロ、景色見えない。
東平安名崎を目前に泣く泣く車に戻りました。

海は一旦諦めて、Cafeに行くことにしました。
屋内でまったりマンゴージュースでも飲もうと思ったのです。
またまた車で三十分ほど走って島南部にあるリゾート地近郊のCafe『島Cafe とぅんからや』に入店。


宮古島はオサレな店が多いみたいです。
これは古民家のリノベーションなのでしょうか、こういう風に建てたものなのでしょうか。
いい感じの古さとオシャレ感があります。
マンゴーティーを飲みました。
ティーで割ってあるので、甘すぎなくて美味しい^^


レシートが飛ばないように置いてあるのはサンゴです。
こんなのが海岸に行くとごろごろあります。
箸置きやらなんやらサンゴや貝殻を使っているお店が、沖縄には多いです^^
Cafeでまったりゆったりしてから、一旦ホテルに戻りました。
島の西側の名所は、後日回る予定だったのでこの日は飛ばしました。
二日目であるこの日、一緒に結婚式に出席する友人が宮古島入りするので、夜合流する予定だったのです。
準備万端の僕ですから、この日いくお店も予約してあります。
ホテルについて、シャワー浴びて待っていると友人からLINEが入りました。

曰く「那覇まで来たけど、宮古島行きの飛行機が欠航になった。結婚式に出席できない……」
!!!!!!!!!!!!!!!

これにはマイッタ。
僕は宮古島の観光もしようと、友人たちよりも1日早く宮古入りしていたのです。
そのおかげで宮古島に到着できたわけなのですが。
友人たちが来ないと僕は新郎の親族に混じって、結婚式に一人で出席することになります^^;
でも仕方がない。
自然には逆らえません……。
僕よりも友人たちの方が残念無念でしょう。
東京からはるばる那覇まで来て、引き返すことになったのですから。

とりあえず、夜予約していた店に人数が減ると連絡を入れて、とにもかくにも沖縄料理を食べに行きました。
こうなったら僕だけでも宮古島を満喫しなければ、と意味のわからない使命感が芽生えて、破竹の勢いでフロントにタクシーを呼んでもらいました。
夕飯はお酒を飲むので、必ずタクシーなのです^^;
お店に入ると、すぐさまオリオンビールw
海ぶどう、ラフティ、麩チャンプルー(これ好物)、ソーキそば。
食うでぇ!w




うめーーーー!!!!
店内には有名人のサイン多数。
納得でございます。
僕もサイン書いてあげても良かったけど、頼まれなかったので書きませんでしたw
美味しいものを食べている時の幸福感といったら、それはもう筆舌に尽くし難いのでございます。
炭水化物を摂取すると急激に満腹感が押し寄せてくるのがいつものパターンでして、ソーキそばを食べ終えると身動き取れなくなりました。
ホテルに戻ろう。昨日と同じ場所でタクシー拾って帰りました。

さて、明日はいよいよ友人の結婚式です。
一緒に出席するはずだった友人たちは、那覇で足止めをくらって、来られなくなりました。
外は風の音が聞こえます。
どんどん勢いづいているようです。
どうなることやら……。

続く

花 〜すべての人の心に花を〜 宮古島探訪① 一日目まで

♪喜納昌吉&チャンプルーズ『花〜すべての人の心に花を〜』



録音:2010年、2014年
編集:2014年
機材:iMac GarageBand, Logic Pro 9
楽器:Greco Bass Guitar
MORRIS W-20

宮古島に行ってきました。
生まれてこのかた、日記なんて三日坊主どころか、始めようとも思ったことがありませんが、せっかく人生初の宮古島に行ってきましたので、書き留めておこうと思います。
ついでに、以前録音した沖縄産の名曲、『花 〜すべての広の心に花を〜』をリミックスしました。
暇で暇で仕方がない、または、宮古島に行ってみたい、行く予定がある、等の事情を抱えている方は、この秋の夜長に読みながら聞いて頂くのも良いかもしれません。

この度、沖縄県の離島、宮古島に行ってきたのですが、出発の一週間前くらいから不穏なウワサが巷で囁かれておりました。
出発前からにっくき台風十九号が発生、成長しているとの情報が、とある情報筋から僕の耳に入ってきていたのです。
聞けば900hPaに近づくほどの特大台風。
宇宙から見てもその大きさは歴然、台風の目がくっきりはっきり分かります、外出は控えましょう。
何を言っているのでしょう。
僕は、ふらっと宮古島に行くのではないのです。
中学時代からの友人が、宮古島で結婚式を挙げるというので馳せ参じようという計画なのです。
おいそれと延期できるものではありません。
何があろうと行くしかない。
飛行機もホテルもレンタカーもすべて予約済み。
あとは僕の肉体が宮古島に到達できれば良いのです。
どうか晴れて欲しい。日本一綺麗な海が見られるという。

僕は準備にも余念が無かったはずです。
数年前まで宮古島で働いていた大学の後輩を飲み屋に呼びつけ、僕は宮古島の地図を持参し、どこを見るべきか、何を食べるべきか、その店は予約が必要か、各所への移動時間はどれほどか、交通状況はどうなのか、十月の宮古島の気温はどの程度なのか等々、赤ペン片手に聞きまくっていたのです。
優しい後輩は、一々細々、丁寧に教えてくれて、タイムスケジュールまで作ってくれ、とても助かりました。
もう天候以外に何も心配することはない。
どうか晴れて欲しい。日本一綺麗な海が見られるという。

僕が特に惹かれたのが、新城(アラグスクと読みます。現地の看板を見て知りました)という海岸に行くと、ゴーグルつけて海にちょっともぐっただけでカクレクマノミ(ファインディングニモのあれ)がいるというではありませんか。
なんですかその秘境は。絶対みたいやん。
海の透明度がハンパじゃないのです。
水着ギャルしか見るものがない東京近郊の海とは訳が違うのです。
カクレクマノミと水着ギャルがいたら、それはさすがに、カクレクマノミを見たいでしょう。
そういうことなのです。
見るためには海に入らなければなりません。
ああ、どうか晴れて欲しい。日本一の海が見られるという。

出発日、東京は秋晴れ。宮古島曇り。ただし風は強い様子。
僕は、キャリーバッグを引きずって、羽田へと向かいます。
心なしか緊張しています。
もう、あえて、天気予報は見ません。
見たってしょうがない。行ってみれば分かる。
東京の出発問題なし。
ギャリーバッグを預けて、緊張の面持ちで飛行機に搭乗しました。
まずは那覇まで飛びます。
なんだか微妙に飛行機が怖い僕は、離陸を確認すると眠るようにしています。
二時間半ほど眠って、目を開けて窓外を見ると、エメラルドグリーンの海。
きゃー何度見ても綺麗です。
伊豆とかの綺麗な海は青くて綺麗ですが、沖縄はエメラルドグリーンです。
サンゴ礁のせいなのでしょうか。
あの色を見ると、沖縄に来たのだと実感します。
那覇空港に無事着陸して、宮古島行きの飛行機に乗り換えました。
これに乗って四十分ほど飛ぶと、そこはもう宮古島です。
宮古島は、沖縄本島と台湾のちょうど中間くらいに位置しています、とか色々キャビンアテンダントのアナウンスがありました。
またうとうとしそうになると、もう到着。
着陸時にちょっと揺れました。これはいつもこうなのか、風のせいなのか……。
とにかく外に出てみないことにはわからない。
天気は薄曇りで所々晴れ間も出ていました。
預けていたキャリーパミュパミュを発見して、それをゴロゴロ転がしながら、レンタカー屋のおっさんを探しました。
予約していたレンタカー屋の看板もった人を見つけ出し、後ろについて歩きました。
空港の自動ドアが、自動で開きます。
びゅおーーーーーー!
風、強い!
絶賛台風接近中の模様。
やっぱりな。知ってた知ってた、と平静を装いながら、レンタカー屋に向かいます。
到着して事務的な説明を受けて、レンタカーに乗り込み、エアコンをつけます。
やっぱり東京より暑いのです。

ホテルに到着して、東京仕様の服を脱ぎ捨て、短パンとポロシャツに着替えました。
フロントに電話してタクシーを呼んでもらいます。
もう夕方だったので、早くオリオンビールでも飲みたい。
タクシーに揺られること十分ほどで、宮古島の市街地に到着しました。
後輩に聞いていた居酒屋に電話をかけるも、だーれも出ない……。
虚しくコール音だけが聞こえます。
お休みのようです。
どうしよっかなぁ〜と店探そうと、市街地を散歩しました。
離島といえども、市街地はかなり賑わっています。
その賑わい具体、うちの地元の駅とたいして変わらないのではあるまいか、と思うほど。
ぷらぷら歩いていると、ガールズバーやらキャバクラなんかもあったりして、ますます地元の駅を見ているよう。
しばらく散策していると「宮古牛」という文字が目に留まりました。
焼き肉屋さんのようです。いいね〜。
次の日に沖縄料理のお店を予約しているので、とりあえず沖縄料理は置いておいて、宮古牛とやらを食べてみようと思い立ちました。
この時、僕は強風を黙殺しておりました。
この強風はどこ吹く風。まったく僕には無関係である。
僕は、台風とは無縁であり、今宮古島で、東京から去ってしまった夏を満喫しているのです。風なんて吹いていないのです。
焼き肉屋に入店し、食い気味でオリオンビールを、と店員さんに告げました。
それから宮古牛の盛り合わせ、島野菜のナムル。
東京から移住してきたらしい店員さんがすぐに持ってきてくれました。



ジュージューさっと焼いて食べると、美味しい!!
いやぁん、やはり旅の醍醐味は「食」ではないでしょうか!
ビールのせいもあってかテンションうなぎのぼり。
宮古島満喫します、と天に誓いました。
ある程度肉を堪能すると僕は店員さんに「お会計を」と言いました。
腹六分目くらいです。
行きたい店があるのです。
後輩に是非とも行って欲しいと勧められた「Pisara」というBARに向かうのです。
会計を済ませて、外に出ると生ヌルい(強い)風が吹いています。
観光客にばれたくないのか!?と思わせる立地でした。
ほっそいほっそい路地を入っていくとその店の看板があります。


中に入ると、とても離島とは思えない、青山かどっかのBARなんじゃないかと思うようなオサレな空間。
カウンタにどっかと座って、店員さんと会話と楽しむなんて芸当は、人見知りの僕には到底できませんので、窓際のテーブルに腰掛けてまたもやビール。

客数0。貸切状態。
そして、メニューがどれも魅力的かつ安い!



写真はおすすめの品でして、ほんとはもっとメニューがあります。
燻製盛り合わせ、ピクルス盛り合わせなどをつまみにお酒を飲んで、至福の時を過ごしました。
大満足でございます。ごちそうさまでした。
ほろ酔い気分で外に出て、タクシーに乗ってホテルに帰還しました。
タクシーは探すどころか、ずらっと並んでいたので、すんなり帰れました。
ホテルの冷蔵庫にあったミネラルウォーターをがぶ飲みして眠りにつきました。
寝る前にこっそり台風が雲散霧消することを祈ったのはここだけの話です。
しかし、翌日、僕は文字通り、風当たりの強い日を過ごすことになるのでした。

続く





2014/10/04

秋の夜長にパラノイア (The Night Begins)

♪秋の夜長にパラノイア (The Night Begins)


録音:2014年
機材:iMac Logic

ちょっとアップテンポめの曲になりました。
固めのピアノに、忙しそうなウッドベース、手が二本以上ありそうなドラム、トランペット、ストリングス、フルート、オルガンが入っています。
間奏は、ドラムにフランジャーをかけています。
それとシンセが入っています。
テンポ早め、楽器多めで、目紛しい感じにしました。

映像も目紛しいというか、、、目が回る……。
こないだ福島に行ったので、高速道路走ってる時に映像を撮ったのでそれを使ったのですが、手ぶれが激しいですね〜。
酔いそうになったら目を閉じて聞いて下さい。

さて、もう、秋ですね。
僕だけは気付いていました。
まだまだ暑い八月から、どんどん日が暮れるのが早くなってきていた事を……。
日が暮れるのが 早くなったからといって、夜明けまで早くなる訳ではありません。
むしろ逆です。夜明けは遅くなってきています。
つまり、聡明な皆々様はお気づきの事と存じますが、夜が長くなっているのです!
それが秋の夜長、ということなんですねw

夏は仕事が終わってもまだちょっと明るい事もあったりして、ビールでも飲みましょう、となるのが常です。
秋は六時頃にはもう暗くなっていて、あぁーもう夜かぁ、ビールでも飲もうかなぁ、と結局ビール飲みたくなるのですが、こう気温が下がってきて朝日がぎらぎらしないと朝起きるのが辛い!
iPhoneいじったり音楽聞いていたりして、夜がどんどん更けてきて、気付いたら1時、2時、もうこんな時間かと、そこまではまだ良いです。
あれ? 明日仕事だ、と気付いたときが最悪です。
休日は昼近くまで寝てしまって、夜なかなか寝付けないタチなので、休みの最終日によくこの状態に陥ります。
寝ないといけないのに、今は2時半、今から寝たとして、7時に起きるんだから、えっと、4時間半寝れるか。
4時間半!? うっわー明日きっついなぁ、とこんなこと考えだすと、もう目が冴えてきて、目を閉じても眠りにつけない……。
すぐにでも寝ないと、さっき算出した4時間半という睡眠時間が刻一刻と減って行くのが目に見えて分かるので、さらに焦る。
焦ると眠れない。でも起きない訳には行かない。自分をひっぱたいてでも明朝起きないといけないのだ。
こうなってくると、さらに目が冴えてきます。
夜明けがほくそ笑みながらこっちに来るような気さえします。
なにか飲んで落ち着こうと、ベッドから這い出て、お水をコップ一杯。
再度、ベッドに入って、目を閉じる。眠れない。
歩いたせいで体まで冴えてきたご様子。
ここまできたら、もうどうにもなりません。
その時、僕は何を思うか。
朝なんて来なければ良いのに。


長い夜が始まって
朝を忘れる頃に
ようやく目を閉じると
満月が見下ろすの

あの視線を感じると
夢にまで出て来るの
そして朝になると
秋の夜長がこう言うの

また今夜逢いましょう
昨日のことは覚えてないでしょう?
長いなんて言いながら
あなたは私を待ってる

I’m so scared
I’m so scared

針と共に暗闇が
体を包むの
目は開いているの?
どうしても分からない

あの吐息が聞こえると
とても静かになるの
耳を澄ませば
秋の夜長がこう言うの

もう逃げられないわよ
あなたは私の胸の中だから
暗いなんて言いながら
あなたは朝が怖いの

I’m so scared
I’m so scared

寝苦しくて目紛しくて
なんにも分からない
出口はどこなの?
ここは万華鏡の中か

毎夜々々訪れて
頭が割れそうさ
昨日今日も明日も
秋の夜長にパラノイア

さあまた始まります
長い長い夜に飲み込まれて
もがけばもがくほどに
あなたは闇に沈むわ

I don’t care
I don’t care

いつになく今夜は
長いとお思いかと思います
朝なんて来ないわ
あなたのお望み通り

ルルル