2015/03/08

雪化粧 (Snow Knows Us)

♪雪化粧 (Snow Knows Us)




録音:2013年 201 5年
機材:iMac Logic

 年が明けて早二ヶ月、一年の六分の一が過ぎました。早いですね。今シーズン、東京はこのまま雪から逃れられそうです。いつだったかちょっと降ったけど、積もることなく、一日かそこらで溶けました。今日はちょっと寒いけど、少しずつ気温も上がっているし、もう積雪ということもないでしょう。
 そんな中、こういった曲ができるというのは、不思議な気が致します。もしかすると、雪の被害を受けなかったから、こんな曲が出来たのかもしれません。去年みたいに雪の中ずぼずぼ歩いて、足首まで感覚麻痺して、雪への憎悪がむくむく湧いていたら、ひたすら雪を恨んで、こんな曲は出来なかったかもしれません。雪に対してなんの憎しみもないから、ただただ雪の色や雰囲気等の良いところだけを抽出して、感じたから出来たのかもしれません。
 もう花粉が飛んでいるようで、鼻が辛そうな人をよく見かけます。僕は今のところ大丈夫なようです。これからは、だんだん風が強くなって、風が暖かくなって、春が来て、桜が咲きます。桜が散ってもっと暖かくなったらバーベキューでもしたいなぁ。キンキンに冷えた缶ビールがあれば文句はありません。

 この曲はずっとビオラが鳴っています。ジャンジャンジャンジャン♪と鳴っているやつです。ビオラといっても、ビオラで出せない音域をキーボードで弾いてるので、もしもビオラの音域が広かったら!という音なのですが。Viola Section StaccatoというLogicのプリセット音源です。Orchetra音源の中のStringsに、Bass, Cello, Viola, Violinの音があって、それぞれに、Legato, Pizzicato, Staccato, Tremolo, Trillという音があります。楽器名は音色、Legatoとかは弾き方の区別ですね。Legatoはゆったりした弾き方、Pizzicatoは指で弾くやつ、Staccatoは本曲で聞こえる、ジャンジャンと短く弾くやつ、Tremoloはなんて説明してよいのやら、細かく刻んだ音を連続的に弾くやつ、Trillはド、レ、ド、レと早く弾くやつ、このように色々な音があります。
 Staccatoは今回初めて使いました。最初ピアノで伴奏を作ってたのですが、ストリングスの音入れようと思っていじってたらこの音いいじゃんと思ってこっちをメインにしました。
 ドラムはブラシセット、ベースはアコースティックです。ピアノも入っています。ブラスセクションとチューバも入っています。オーケストラ系の音が多いですね。




そんなに丸くなってさ
まるで黒猫みたいだよ
たまには外もいいんじゃない?
ねえ聞いてるの?

そんなに冬がいやなら
いいものを見せてあげる
そのままじゃ凍えるよ
暖かくしなきゃね

少しだけ待ってて今
支度するから
薄化粧
好きでしょう?

手袋はちゃんと持ったの?
去年あげたのはどうしたの?
とにかく靴を履いて
駄々をこねないで

黙って見てごらんほら
見渡す限り
雪化粧
綺麗でしょう

雪を踏む音                
二つ足跡
残して二人は
冬の蜃気楼

雪の寒さと
指の温度は
二つで一つの
冬の Mystery

ミミズク親子みたいにさ
寄り添う柊の下
雪がただしんしん
とても静かだよね

丘の上に立ってさほら
見下ろす街は
雪化粧
綺麗でしょう

霞む街並み
触れる指先
白い息さえ
冬の摩天楼

舞い散る雪と
積もる記憶は
二人の秘密の
冬の Strawberry

雪を踏む音                
二つ足跡
残して二人は
冬の蜃気楼

雪の寒さと
指の温度は
二つで一つの
冬の Mystery

2015/03/01

We Can Work It Out 恋を抱きしめよう

♪The Beatles 『We Can Work It Out』


録音:2013年 201 5年
機材:iMac Logic
楽器:YAMAHA L-5
Greco Bass

メロはポール、サビはジョンの作曲、サビの三拍子のアイデアはジョージのものだそうです。初期中期のこういう曲はみんなで曲作っている感じが良いですよね。後期はバラバラに作っている印象です。ジョンがLife is very shortを書いたのかと思うと泣けてきますね;;

 結構前にオケを作っていてもので、歌を途中まで入れた形跡がありました。ポールの高音の部分が気に食わずに放置したものと思われます。なのでとわさんにポールパートをお願いしました。ビートルズの方は、メロはポールのダブルトラック、サビはポールとジョンのハモりにはっておりますが、Towa & Yujiバージョンは全編デュエットになっております。すなわち、メロはユニゾン、サビはビートルズと同じようにハモりです。

 音の定位はいつも通り好きなように配置しています。前にも書いた気がしますが、トラック数の少ない時代のステレオミックスは変な定位が多いので、21世紀にわざわざこれを真似することもなかろうと思っています。ビートルズは左にアコギ、ドラム、タンバリン、ベース、右に全部のボーカルとハーモニウム?みたいな音が入っています。

 Towa & Yujiバージョンは左よりにタンバリン、左右にアコギが一本ずつと、中心にドラム、ベース、ボーカル、右にアコーディオン。ハーモニウムのような音に近いのがアコーディオンだったので、アコーディオンを入れました。ビートルズのバージョンはハーモニウムの音にボリュームペダルを使ったのか、音量がふわぁぁんと大きくなっていく感じになっています。僕はボリュームペダルを持っていないので、オートメーション(あらかじめ設定しておいた音量や定位に自動で変わる機能)で同じような効果を出そうとしました。