2013/05/11

Norwegian Wood (This Bird Has Flown)

♪The Beatles『Norwegian Wood (This Bird Has Flown)』



録音:2013年
機材:iMac Logic

ビートルズラバーソウル収録『ノルウェーの森』です。
英題はNorwegian Woodです。
調べたところによると、woodのみで森を表す事はどうやらないようです。
邦題のつけ間違いですね〜。
歌詞読んでも森らしい内容は出て参りません。
家か家具の素材がノルウェー産(これまた調べたところによると安物らしい)だったのでしょう。
椅子も無い部屋でラグに座ったり、明日朝から仕事だからと風呂場で寝かされたりと、情事があったのかどうか、伺い知るのは難しいですが、最終的には腹が立って、火を放って、「よく燃えるじゃないか。ノルウェーの木材は」というちょっと狂気じみた歌詞だと僕は解釈しています。
昔読んだ訳詞には最後の so i lit a fireは「タバコに火をつけた」と訳されていたような記憶がありますが、なんででしょうね?
意味不明だからこじつけたのかな。

でも今となってはこの邦題が村上春樹の小節の題名になったし、結果良かったのかもしれませんね。
話は逸れますが、村上春樹のノルウェーの森が映画化されたとき、主題歌がビートルズのノルウェーの森でしたね。
予告編しか見ていませんが、つくづく良い曲だなと思いました。
ビートルズのオリジナル音源が映画の主題歌になるって、(ビートルズの映画以外では)初めてではないですか?
たいていカバーバージョンですよね。

さて、今回はカバーですが、以前Logicのシタールの音を使った際、ああ良い音だなぁと思ったので使いたかったのです。
なので、ビートルズでシタールが初登場したノルウェーの森を録音しようと思いました。
一説によるとポップスでシタールを録音してリリースした最初の曲だとも言われています。
しかしNorwegianと命名しておいて、インドの楽器を使うところが面白いですね。
しかも曲に合っているし。

このインドのシタールという楽器は、見た事ある方も結構いると思います。
聴いての通り弦楽器でありまして、ギターと同じ様な構造をしています。
ギターでいうチョーキングのような音が随所に聞かれるかと思いますが、これは弦を上に持ち上げている訳ではない様です。
シタールはフレットと弦が離れていて、強く押す事によって、チョーキングと同じ効果が得られます。
デジタルでこういう楽器を録音する時は、ニュアンスが大切です。
単純に弾いてもシタールに聞こえますけども、ニュアンスを加えるとより本物の音に近づきます。
シタールの場合は、この独特のチョーキングの音と、それによって音がユニゾンになったり、倍音がでたりと、そういったことを再現するとよりリアリティが出るってもんです。

イントロはそこに気を使いつつ、リボルバー収録のジョージハリスン作曲『Love You To』を挿入しました。
この曲は原曲通りキーCで演奏しました。ノルウェーの森が始まるとキーDになってちょっとすかっとした気分になりませんか? どうでしょう。
ちなみにノルウェーの森は、オリジナルはキーEです。2フレットにカポタストをつけてDのポジショニングで演奏していますね。
アンソロジー収録のTake1はキーDとE♭の間くらいの感じでした。

使った音源はすべてアジアンテイストにしてあります。
打楽器もインド、シタールもインド、ストリングスは…どこでしょう。
ボーカルがちょっと気に食わないのですが、アップしちゃいます。
ジョンレノンのように中低音の響く声はセクシーですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿