2014/03/22

ミシェル (Did I Spell It Right?)

♪ミシェル (Did I Spell It Right?)



録音:2014年
機材:iMac Logic

海外に出かけた気弱な日本人が、一念発起して一人でBarなるものに入店し、おそるおそる震える手で好きでもないマティーニなんかを飲んでいると、現地の女性に話しかけられる。
名前を聞いたが、綴りが分からない。
話をしているのだから、そんなものは後で辞典でも引けばいいものを、この男、どうでもいいことにひどくこだわる性質で、その場で綴り方が分からないことには、会話に集中出来ない。
相手もシツコサに観念してアルファベットを呟き出す。
彼は、おもむろに鉛筆を取り出し、小刀でそれを削り始め、彼女に「オォ、サムラーイ!」と言わしめた。
彼女は、さすがサムライの国、小刀も国民必携の品なのだと思った。
この東洋人、もとから細い目をさらに細めて、綴りを注意深く聞き、ようやく綴りを知ると、今度はそれを覚えないと気が済まない。
彼の記憶術は書く事だ。
彼は、親切な現地人が悩み事を語るのを無視して、一心不乱に綴り方の練習を続ける。
こんなやつといたって、楽しい訳がない。
彼女はそっと席を立って、身支度を始めた。
このダメ日本人は、鉛筆を置いて目を閉じ、頭の中で綴りを三度思い返して、いずれも間違いがない事を確認後顔を上げたが、すでに会話の相手はいなかった。
帰国してから、鉛筆持つたびにその時の事を思い出して後悔した。
千載一遇のチャンスを逃した。もっと聞きたい事があったのに。
馬鹿な事をしたもんだ。なんだかとんでもない美女だったような気もする。
しかしこの胴長短足の男、曲を作る、という特殊な能力を持っていた。
曲にすると不思議と憂鬱な気分が晴れる。
10年以上調律していないピアノの前に座って小一時間。
ピアノを弾きながら、自分が口癖のように繰り返したフレーズを口ずさんだ。

っていう曲ですw

こないだ、こういう静かなピアノの曲を聞いて、書いてみようと思ったです。
コードは二つだけです。
FM7add9とGm9thの繰り返しです。
テンションの多いコードは、音数が多いので、同じコードの繰り返しでもメロディの幅が広がります。
いろんなパタンのメロディをのせられますね。
今回は、声にいろいろエフェクトをかけてあります。

間奏とアウトロはピアノをジャズっぽく、あくまで「ぽく」弾いてみました。
ジャズのスケールが分からないので…。
AutoFilterで左右にぶんぶん振り回される音になってます。

ドラムは久しぶりにLogicのループです。
ループの16分音符ははねてませんが、ピアノソロははねてます。

そして動画はロジックの画面再登場。
一部を大公開w
90分程度の動画を縮めてるので早送りになっております。
元はもっと長い動画なのですが、それを縮めると、目にも留まらぬ早さになるので、やめました…。

Did I spell it right?
How do you spell it?
Did I spell it right?
How do you spell it? 
I can get it at once

Tululu

Did I spell it right?
How do you spell it?
Did I spell it right?
How do you spell it? 
I can get it at once

Tululu

Can I call your name when I’m goin’ insane?

Did I spell it right?
How do you spell it?
Did I spell it right?
How do you spell it? 
I can get it at once

Tululu

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