♪桑田佳祐 君への手紙
録音:2016年
機材:iMac Logic
楽器:YAMAHA L-5
映画『金メダル男』主題歌、桑田佳祐さんの『君への手紙』。
金メダル男は、ウッチャンナンチャンの内村光良さんが原作・脚本・監督・主演の映画だそうです。
TBSのA-Studioという番組で、ウッチャンがこの映画の宣伝で出ていました。ウッチャンは、昔から桑田さんのファンであることで有名です。確か桑田さんの『白い恋人達』のPVにも出ていたと記憶しています。そんなウッチャンが映画の主題歌を作ってくれないかとの手紙を桑田さんに送ったところ、この曲『君への手紙』が返ってきて、泣いてしまった、と番組でエピソードを話していました。素敵なお話ですね〜。
曲は、桑田さんらしいながらもシンプルなアレンジですね。出だしから入っているアコースティックギター、それにかぶさってくるのは、シンセサイザーの音たちですねこれは。Pad系の音、ピアノ風の音、ドラムもこれはシンセサイザーではないでしょうか。コード進行もメロディも真っ当な印象です。
こういう素直な曲を書けるというのは、自信がないとなかなかできないものだと思います。なぜなら、何かのパクリのような気がしてしまうからです。桑田さんのように、名曲を数々書いて、声にもオリジナリティがあって、キャリアを積んできた方は、素直に何を書いたって、自分の曲だと、胸張って言えるのだと思います。洋楽への尊敬からくるオマージュのような曲もたくさんありますけどね。サザンオールスターズなんかはジャケットまで海外の有名なアルバムのジャケットをパクったり、おっと、オマージュしたりしています。
パクリなんていうと印象悪いですが、音楽はずっと先人のパクリなのではないでしょうか。一度、ロック、ポップの系譜を辿ってみるのも一興な気がしてきました。桑田さんは、The Beatles、Bob Dylan、The Beach Boys、Led Zeppelin等々、枚挙に暇がないほど洋楽からの影響を感じます。その影響を与えた、The Beatlesだって何もないところからいきなり現れたわけではなく、ElvisやBuddy Holly、Chuck Berry、Little Richard等からの影響を感じますよね。じゃあそのElvisは何から影響を受けたのか。ちょっと調べてみると、メンフィスで労働者階級の貧しい黒人音楽を聴いていたようです。ゴスペルにも興じたようです。それならば、ゴスペルとは何なのか。ゴスペルとは、元来はキリスト教プロテスタント系の宗教音楽。だんだん宗教じみてまいりました。
こうやって音楽をずっと過去に向かって追いかけていくと何があるのか。音楽の起源というワードで検索してみると、有史以前に遡ると書かれてあります。つまり、わからんということですね。想像するには、前回書いたようなことなのだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿